Windows95の障害に伴う不具合(1998.2.3更新)


住所ぴたりんを使っていて、

「このプログラムは不正な処理を行ったので強制終了されます。
問題が解決しない場合は、プログラムの製造元に連絡してください。」

と表示される場合がある、という連絡を複数の利用者の方からいただきました。

発生するのは、住所録の削除ボタン、名前をつけて保存、宛名印刷画面を表示させたとき、
郵便番号の一括変換を行ったとき、など住所録関係のほとんどの機能で発生するようです。

調査したところ、原因はWindows95の障害(バグ)で、リストコントロールという住所録の一覧
画面を表示する機能がうまく動作しないためでした。
マイクロソフトの説明(日本語)はこちらでご覧になれます。http://www.microsoft.com/japan/support/kb/articles/J025/9/56.htm

このWindows95のバグは、C:\Windows\Systemというディレクトリにある、Comctl32.dllという
DLLファイルのバージョンが、4.00.950だと発生します。

ファイルのバージョンをご確認いただくには、Comctl32.dllファイルをマウスの右ボタンで
クリックすると表示されるメニューの一番下に「プロパティ」という項目がありますので、
これを選択していただき、表示される画面の「バージョン情報」というタブを表示させますと、
そこにファイルバージョンがあります。
これが4.70以降ならばバグは修正されていますので、問題の現象は発生しません。

約1年以内に購入された大手メーカーのパソコンに添付されてくるWindows95は、OSR2という
新しいWindows95
になっている場合が多いので、この現象は発生しません。

また、インターネットエクスプローラ3.0、3.1をインストールしたパソコンは、
自動的にこのDLLが新しくなりますので問題は起きません。アンインストールしてもDLLは戻され
ませんので一度でもインターネットエクスプローラ3.0、3.1をいれたことがあれば大丈夫です。

上記以外の利用者の方はダウンロードページから、「住所ぴたりん 初期Windows95対処用ファイル」
をダウンロードしてインストールしてください。Comctl32.dllのバージョンが4.72.2106.4という
最新版になり、住所ぴたりんが異常終了しなくなります。

調査にご協力いただいた皆様、現象をご報告いただいた皆様には心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

上記対処に疑問をお持ちの方、ご意見のある方は、 までメールでご連絡ください。


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